本読むヒトデ

古書店・HITODE BOOKS(ヒトデブックス)の商品や業務などをご紹介します

花やしきの名物おじさん

こんばんは。古書店のHITODE BOOKS(ヒトデブックス)です。

 

最近また「ビックリハウス」を仕入れまして、検品がてら流し読みしていたところ、1979年9月号のある記事に目がとまりました。

 

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原田治さんの表紙、かわいいです

 

「今月のビックリハウス賞」という記事で、鈴木和次さんというおじさんが表彰されていたのです。

 

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鈴木さんは「鬼退治」という射的のようなゲームをするためだけに15年間も花やしきに通い続けていたそうです。それがビックリハウス的に「我が道をゆく尊さを教えてくれました」という事になり取材に至ったようです。鈴木さんいわく、花やしきは入園無料(1979年当時)なので通いやすいのだとか。それでも電車とバスを乗り継いで花やしきに行き、一日で3000円から8000円くらいをゲームに使っていたそうなので、なかなかの出費。しかも1979年の3000円は、消費者物価指数で計算すると今の12000円くらいに相当するのです…鈴木さんの情熱が伺えます。

 

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↑投球フォームにもそれが出ています

 

記事では編集部と花やしきの広報らしき人とのやり取りも載っているのですが、鈴木さんが花やしきの一員になっているような雰囲気が伺えてほほえましいものでした。

 

私、花やしきには何度か行った事があります。あの二流を貫き我が道をひた走る感じが好きなのです。そして「ビックリハウス」は前にも書きましたがかなりしょうもなく、これに大勢の人が仕事として関わっていたという事が良いなと思います。70年代、80年代の日本の余裕や勢いを感じます。そんなわけで、花やしきビックリハウス、とても良い組み合わせでした。

金子功さんのスタイリング

こんばんは。80年代のファッション誌が好きな古書店のHITODE BOOKS(ヒトデブックス)です。当時の服はつくりが良いのが写真から伝わってきます。何より、夢がありますね。アラカン以上の女性はとにかく服を買うのが好きだという印象がありますが、青春時代のファッション誌が充実していたからなのではと推察しています。

 

さて、昨年末から古い「an・an」を断続的に追加していまして、先日、1983年4月15日号に素晴らしい記事を見つけました。

 

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古いものなのでシミが多いのが残念ですが…。このスタイリングは、どなたによるものでしょうか。レース、ドット、お花…というわけで正解は金子功さんです。

 

この号には金子さんがコーディネートしたページが10ページほどあります。目の保養のために、写真を撮ってスマホに保存しました。こちらにも貼ります。

 

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↑手に持っているカーディガンがとても良いです!

 

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あと一枚。

 

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…素敵です。

 

金子功さんのデザイン、ファッション哲学が好きなので、これからも金子さんの記事が載っている雑誌などはまめに探していきます。

昭和31年のチラシ

こんばんは。防災・災害の本もごくたまに仕入れる古書店・HITODE BOOKS(ヒトデブックス)です。そういう本を意識的に集めているわけではないですが、歴史や美術の雑誌は災害について取り上げる事が意外と多いのです。

 

さて、以前ブログに「本や雑誌にはさまっているものも面白い」という事を書きました。先日仕入れた古い建築雑誌にもチラシがはさまっていまして。本所消防署などが昭和31年8月に出した「御知らせ」です。

 

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本文にはこんな言葉が。

 

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関東大震災より三十三周年」!

 

昭和31年とはそんな時代だったのですねぇ。今から33年くらい前の大きな出来事といえば、昭和天皇崩御。当時私は物心つくかどうかという年頃だったので事の重大さが分かっておらず、そのため記憶もおぼろ…。光GENJIが大人気だった事など、身近な事だとわりと覚えています。そんなような時間の感覚…改めて考えてみると意外と生々しいものです。しかしながら、当時の人々の情報源といえば新聞、ラジオ、雑誌あたりでしょうか。過去の事が風化していくスピードは今の比ではなかったのではと思います。

 

このチラシには、関東大震災地震の後の火災で多くの人が亡くなったので防火に気をつけましょうと言う呼びかけと、地震の発生時刻にサイレンを鳴らすというお知らせが書かれていました。これを読み、なぜだか映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界でサイレンが鳴るのが思い浮かびました。

ニュースレターを始めてみました

こんばんは。古書店のHITODE BOOKSです。

 

先日、ヤフオクでニュースレターを初めて配信しました。「今週の出品情報」のタイトルで、その週に新しく出した商品をざっくりと紹介し関連のリンクを張ってみました。私自身が普段受け取っている各種メルマガとは大違いで、とても質素なものになりました。ガラケー時代のメルマガのような。色々と模索しながらの配信になりそうです。

 

ニュースレターは、ヤフオクの商品の詳細画面にある「ニュースレター配信登録」ボタンをクリックするか、入札時に表示される「このストアのニュースレターを申し込む」のチェックボックスにチェックを入れるとお申し込みになれます。雑誌のバックナンバー、民藝、建築、古典芸能、文化人類学などのジャンルでお探しのものがあれば、ぜひご登録下さい。週一ペースでお送りするつもりです。よろしくお願い致します。

「FRIDAY」の深津絵里さん

こんばんは。写真週刊誌が好きな古書店のHITODE BOOKSです。

 

先日このブログで後藤久美子さんが表紙モデルの「FRIDAY」の表紙をご紹介しました。その時に「深津絵里さんの表紙もかわいいからいつか紹介したい」と書いたのですが、まさにその号をお買い上げいただきまして、発送する前に写真を撮ったので載せておきます。1993年12月10日号です。

 

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どうですか!

 

深津絵里さん、このルックスでしかもあの声だなんて、すごい事です。そして若いのにこの只者ならぬ感じ…。発売当時、本屋さんで見かけて思わず目を留めた人、そして手に取った人もきっとたくさんいたでしょうね。

 

当店がこの号を販売するのはこれで2回目でした。この表紙は大好きなので、また入荷できたら嬉しいです。

 

ちなみに「FRIDAY」の表紙で、これはいただけないというのが三つあります。詳しくは書きませんが、この三つともやっぱりというか何というか、売れない…。表紙はとても大事です。

「銀座百点」で読む「寅さん」

こんばんは。古書店のHITODE BOOKSです。当店は「男はつらいよ」を愛好しています。寅さんはじめどのキャラクターも良いです。もちろん博さんも。知的で優しくて、とらやの良心という感じで。さくらを好きになったばっかりに寅さんと義兄弟になって振り回されて…というのがなんともおかしいです。

 

さて、昨年末から「銀座百点」を少しずつ出品しています。2015年12月号では博さんを演じた前田吟さんと中尾彬さんが対談していたので「おっ」と思わず仕事の手を止めて全部読んでしまいました。対談というよりは、中尾彬さんによる前田吟さんへのインタビューと言った方が良いのかも。前田吟さんが演劇を志したきっかけ、養成所時代の事など、俳優さん同士の思い出話なども交えつつ聞いています。

 

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男はつらいよ」についてお話しされているのをとても興味深く読みました。博さんは教師という設定だったのが職工に変わったとか(Wikipediaでは、ドラマ版の博さんは町医者だったが映画化にあたり職工に変更されたとあるけど、教師という設定があった事は書かれていない)、シリーズの10作目あたりまでは役柄や演技が自分の中でしっくりきていなかったとか。1作目からしっかり博さんだと思いますが…。意外でした。

 

男はつらいよ」1作目の博さんといえば、寅さんと川原で話す場面で寅さんに「俺がお前の身になってみるなんて事できるか。お前がイモ食ったら俺のケツから屁が出るっていうのか」みたいな事を言われて「出ません」というバージョンと「いえ…」というバージョンがある気がするのですが、どうなんでしょう。「男はつらいよ」の関連本は意識的に集めているので、いつかその答えを商品の中に見つけたいです。

 

ちなみに「銀座百点」1998年12月号には阿久悠さんの「私の寅さん考」というエッセイが掲載されており、これも面白かったです。

「FRIDAY」の後藤久美子さん

古書店のHITODE BOOKSです。

 

当店では「FRIDAY」「FOCUS」「FLASH」いわゆる「3F」のバックナンバーをたくさん販売中です。特に「FOCUS」は創刊号から最終号までのほぼ全てを持っていますが、なにぶん二人きりでやっている小さなお店なもので、品出しが追いついていません…。

 

各誌それぞれにカラーがあって興味深いですが「FRIDAY」は特に表紙のアイドルや女優さんをかわいく、きれいに撮っていると感じます。その中でも私がナンバーワンだと思うのは、この1993年11月5日号。

 

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白いコットンのキャミソールが「極上の美少女」という感じでナイスです。これがもしも黒のレースだったら、後藤久美子さんの美貌もあり、若いのにセクシーすぎてよろしくなかったかもしれない。

 

同誌の表紙ではもう一つお気に入りがあるので、近々そちらもブログに載せたいです。ハタチくらいの深津絵里さんがモデルで、とてもかわいいのです。